カピバラの家族は一夫多妻性です。
繁殖は比較的容易で、一度に出産する頭数も多いです。
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カピバラの性的成熟と発情
カピバラのメスは生後7〜12ヶ月で性的に成熟しますが、
オスは生後15〜24ヶ月かかります。
メスのカピバラの発情周期は7.5日と短く、
オスを受け入れ可能な時間はわずか8時間程度です。
これは限られたチャンスのように思えますが、カピバラは容易に繁殖し繁栄します。
カピバラの交尾
メスはオスを惹きつけるために笛のような声で鳴きます。
カピバラのペアは水中で仲良くなり、オスは水の中に入り、
メスが受け入れるまで目の前を泳ぎます。
交尾は短時間で、しばしばメスが潜った状態でする場合があります。
メスがオスを受け入れたくない場合は水中に深く潜り、
乗っかって来ようとするオスを追い払います。
交尾が別のオスに邪魔されて中断されることも珍しくありません。
カピバラには特に繁殖期というものはありませんので一年じゅう繁殖します。
しかし、野生のカピバラでは雨季の直前が繁殖のピークです。
カピバラの妊娠と出産
カピバラは環境が整えば1年に1〜2回身籠もります。
そして産まれた子供はグループ全体で育てます。
野生の場合には4匹未満のグループでは子供のカピバラを成熟させることに成功していません。
メスの妊娠期間は約150日で、一度の出産で4-5匹の赤ちゃんを出産します。
ですので同じグループ内で同時に15匹の赤ちゃんカピバラがいることもあります。
カピバラの赤ちゃん(赤カピ)
生後すぐのカピバラの体重は約1500g程度です。
彼らの歯は生まれた時点で全て生え揃っています。
従って生後すぐに草を食ベることが出来ます。
生後16週くらいまでの赤ちゃんカピバラは
グループ内の全てのメスが無差別に世話します。
若い小さなカピバラはメスのカピバラの背中に乗り、
カイマンやアナコンダが住む水に入るのを避けます。
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